2009 年 3 月 のアーカイブ

左下第2大臼歯ストーリー 17.25(特別編)~中学生のときに購入したクルーガーランド金貨

2009 年 3 月 28 日 土曜日

中学2年の頃に、クルーガーランド金貨を買ってみたんだ。
当時は、ソ連のアフガニスタン侵攻などがあって、金相場が暴騰していたんだ
よね。たしか、「あなたのお金を金(きん)に投資しなさい」というようなタイトルの
本を読んで、がぜん興味が沸いた。

その本には、「財産三分法」に則って、資産の3分の1位は
金(きん)で保有するとよい・・・なんていう記述があったんだ。
それを真に受けて、当時お年玉などでコツコツ貯めた貯金が20万円ほど
あったので、その約3分の1相当の6万円ちょっとを金に投資してみようと思ったんだ。

それ位の資金だと、金の延べ棒などは買えないから、
金貨を購入することにした。家の近くで買えるお店は、
千葉市の勉強堂というメガネ屋さんだった。

そこで、電車に乗って、千葉まで買いに行ったが、イザお店まで来ると、
すぐに店内に入れなかった。中学生の時分で金を購入する、というのは
相当に勇気がいることだった。4,5回はお店の前を行ったり来たり
してから、ここで帰っては電車賃がもったいないとばかりに意を決し、
ツカツカとメガネがディスプレーされている店内に入っていった。
「クルーガーランド金貨の1/4オンスを1枚ください。」と、
年配の店員さんに申し出た。

新美南吉の「手袋を買いに」の子ぎつねになったような気持ちに
なったが、金投資に関する小冊子までつけてくれて、無事に
金を買って帰ることができた。
今でも、その金貨は持っているよ。

続きは、こんどの特別編で・・・

左下第2大臼歯ストーリー 17 ~支台歯形成→歯肉圧排

2009 年 3 月 27 日 金曜日

ねぇ知ってる?
クルーガーランド金貨って、アパルトヘイト政策が批判されて
販売されなくなったんだよ。
♪毎日ひとつー豆知識ランランラン♪

左下第2大臼歯のクラウンの支台歯(しだいし)を形成(けいせい)する話を
してたんだよね。やわらかくなっている歯の部分は取り除いてから
(僕の場合には、かなり深く削った部分があるので、そこはセメントで補うように
してから)、適切な形に歯を削って整える。

そうしたら、歯の歯ぐきの間の溝に、圧排糸(あっぱいし)という絹糸みたいな
ちょっと太めの糸をグイグイと押し込める。これは、歯肉圧排(しにくあっぱい)と
いって、正確に歯型をつくるための作業なんだけど、これが歯石を取ってもらう
ときのように、ちょっと痛いような、気持ちよいような・・痛キモ♪
な感じ。

ところで・・・形成といえば、京成。
京成といえば、オリエンタルランド。
オリエンタルランドといえば、ディズニーランド。
ディズニーランドといえば、南アフリカランド。
南アフリカランドといえば、クルーガーランド金貨。
・・・ということで、次回は、少しその話を書こう。

左下第2大臼歯ストーリー 16 ~東京湾が逆さに見える違和感

2009 年 3 月 26 日 木曜日

最近、カーナビを使い始めたんだ。
この間の日曜日に、船橋の公民館に行っての帰り、京葉道路に乗るために、
南向きに走っていた。何の気なく地図を縮小表示していったら、上の方に
池のような存在に気付いた。

「ナンだこれは?」・・・10秒ぐらい、妙な感覚にとらわれたのだけど、
もっと縮小表示してみて、東京湾と納得・判明。
地図を逆さにしてみると、こんなにも受け手の印象が異なるものか、と
ダマシ絵を見ているような感じだ。
陸地が海を攻めている。
東京湾って、こんなに狭いのか?

実際、浦安市は、埋め立てで面積が4倍になったというし、
お台場では、江東区が港区と品川区に隣接しているし、
この感覚は、あながち間違ってもいないようだ。

この先、22世紀には、どこまで埋め立てが進むのかな?
究極的には、千葉県と東京都と神奈川県が地続きになる
可能性もあるかもネ。その気になれば、いくらでも技術的には
埋め立てられるんでしょうけど、熊谷が今よりもっと暑くなったり、
お魚がとれなくなったりとか、いろいろ影響は出てくるだろうね。

よくよくみれば、東京湾が、歯の内部構造である歯髄(しずい)に
見えなくもない。
自分の大臼歯も、埋立地のように二次象牙質ができてくれている
お蔭で、「深いな~」と先生が言いながらも、ずい分深い所を
削っているであろうにも関わらず、露髄(ろずい)しないで済んで
きたんだ。
でも、東京湾の埋め立てには限界があるように、
二次象牙質の形成にも限界というものがあるのかもしれない。

クラウンの支台歯形成をするときも、かなり深い所を削ったとき、
鈍痛を感じたのだけれど、何とか露髄しないで済んだ。

左下第2大臼歯ストーリー 15 ~クラウン支台歯形成

2009 年 3 月 25 日 水曜日

「いつかはクラウン」
~往年のTVコマーシャルの名コピーですが、
咬合面の裂溝う蝕が、長年の歳月を経て、ついに
クラウンにまでたどり着こうとしています。

クラウンは、「王冠」のごとく、歯を完全に覆いかぶすような形を
している。小学1年生の黄色い帽子みたいだ。
でも、帽子みたいにペラペラしたものではなくて、ダイヤモンドとかの
宝飾はないけれど、王冠みたいな風格はある、と思う。

クラウンを作るためには、歯を削る必要があるんだけれど・・・
金属の厚みを確保したり、すっぽり真上からはめ込むこと
を考慮したりすると、たぶん皆さんが想像する以上に削る必要があるんだ。

歯学部の学生実習では、マネキン(←首から上の)に歯科模型をつけて、
最初はプラスチックの歯で練習するんだけど、本物の歯じゃないと
わかっていても、必要量をガガガッと思い切り削ることが、
なかなかできなかった。
いちど削ってしまうと、元に戻せない、というプレッシャーが、
ブレーキを踏ませるんだよね。

そんなことを思い出しながらも、
治療してもらう立場の患者さんとして、歯科のリクライニングチェアに
横になると、リラックスして眠くなってしまう。

事務連絡:今日は、新潟へ出張です。

2009 年 3 月 25 日 水曜日

おはようございます。今日はお休みになります。
明日は定休日です。
ご用の方は、金曜日(できれば午後3時ごろまで)にお電話を
お待ちいたしております。
金曜日は、夕方にまた出張します。

今日一日が良い日でありますように(^o^)/

左下第2大臼歯ストーリー 14 ~シンプル イズ ベスト?・・・クラウン形成へ

2009 年 3 月 24 日 火曜日

2007年の初夏に、お世話になった5分の4冠が外れた。
この歯の修復物が外れるのは、晩ごはんのときと相場は決まっている。
翌日、お世話になっている歯医者さんに電話をして予約する。

詰めた金属が外れる度に、「これを付け直しするだけで済まないかな?」と
思うこともあるけれど、なかなかそう都合よくいかない。

治した治療のやり直しが必要になる理由というのを考えてみた。
すると、以下の四つが頭に浮かんだ。
1.二次う蝕(二次カリエス)
2.歯の破折(←ここでは、修復物に隣接する歯がチョコッと欠けるイメージ。
 舌でソコを触れると、ツンツン尖っていてヘンな感じがする。
 野球のファールチップの「チップ」的な感じ。)
3.修復物の破折(←金属の材料だと、そのリスクは比較的少ないかな。)
4.修復物が外れる

修復物(インレーやクラウン)が外れたことが、再治療を受けるきっかけに
なっているのだけれど、実は「二次う蝕」や「歯の破折」も伴っていることが
多かった。

二次う蝕の原因は、突き詰めていけば、
歯と修復物の間の「マージン」=すき間=「ギャップ」の存在にブチ当たる。
マージンの少ないような修復物を入れることができれば理想。
でも、たぶん、今のところマージンを0にすることはできないと思う。

歯学部の学生時代(免許取得前)の知識では、単純なインレー
よりもMODインレーの方が、ミクロのレベルで精密に修復物を鋳造
することが難しいと習った。それは、MODインレーの方が、歯と修復物の
間のマージンが大きくなる可能性がやや大きくなる、ということだと
思うんだ。

歯科保存学(しかほぞんがく)、歯科補綴学(しかほてつがく)、
歯科理工学、歯科材料学などの分野で、深く研究された先生は、
とても詳しいと思うよ。

それから、単純に考えて、歯と補綴物のマージンとなる箇所の
距離は短い方が良さそうだよね。
完全に素人考えだけど、アルゼンチンとチリが、もし敵対関係になったら、
国境警備費や人員配置のコストはバカ高くなりそうだよなぁ、っていうのと
似てると思うんだ。
マージンのリスクを極小化しようとすれば、5分の4冠のように一部分
歯面を残すよりかは、歯の表面は全面的に100%削ってしまう方が
安全だ。そうすれば、そもそも歯冠の一部が破折してしまう、というリスクも
同時に解消することができる。

そして、僕の左下第2大臼歯ばかりが、何度も何度も外れる原因として、
前回、早期接触と歯ぎしりを挙げた。これは、歯の破折にもダイレクトに
関与しているはずだ。
力学的ストレスに、より耐えうるような構造、という観点からみても、
歯冠は100%修復物に置き換える形の全部被覆冠(ぜんぶひふくかん)
(←ふつうにクラウンと言ったらコレだよ)に移行することが最善の選択、
という結論に達した。

ということで、麻酔をブチっとな・・・

事務連絡:本日、昼間は出かけます

2009 年 3 月 22 日 日曜日

おはようございます。
本日は、所用のため、不在となります。
夕方、予約の患者さんのみの診療です。
お電話は、おおむね夕方5時半~7時ごろでしたら
つながります。

よろしくネ

左下第2大臼歯ストーリー 13 ~奥歯の早期接触+寝るときの歯ぎしり⇒たび重なる修復物の破損

2009 年 3 月 20 日 金曜日

奥歯・大臼歯は、食べ物をすりつぶす役割を持つ歯であり、構造的に
垂直的な方向に対しては、何十キロという噛むときの力に耐えることが
できる。でも、横方向からの力に対しては、あまり耐えられるようには
できていないんだ。

僕の奥歯は、かなり咬耗しているのだけれど、寝ているときに歯ぎしりを
していることは、大きな要因となっているはずだ。
歯ぎしりをしているときに擦り合わさる歯には、横方向にかなり強い
力が加わる。とくに奥歯には、相当な悪影響が生じることもある。
それが早期接触する歯であれば、なおのこと・・・

1.僕の左下第2大臼歯は、早期接触する歯である。
2.僕は、寝るときに歯ぎしりをすることがある。
3.僕の歯は、臨床歯冠長(高さ)が短く、修復物が比較的外れやすい。

これらの条件が重なって、他の歯よりもはるかに高い頻度で
インレーやクラウンの修復物(詰め物)が外れてしまったのだと考えている。

そして、2007年の初夏に、5分の4冠が外れた・・・

左下第2大臼歯ストーリー 12 ~奥歯の早期接触⇒歯の咬耗

2009 年 3 月 19 日 木曜日

歯医者さんが、患者さんのかみ合わせの状態を診断するときに、
早期接触する歯はどこなのか?を正しく見出すことは、とても大切なんだ。

あごの筋肉がリラックスしている状態で、ゆっくり下顎をとじていったときに
はじめに接触する歯・・・これが、歯科用語の「早期接触(そうきせっしょく)」。
あごの筋肉が緊張していると、正しく記録を取ることができない。

僕は、もともとは反対咬合(うけ口)だったけれど、その頃の早期接触する歯は、
前歯だったはず。
でも、反対咬合が治ってからは、早期接触している部分は、奥歯であることを
小学生である自分は、見出していたことは、昨日話したよね。

小学生のときの奥歯は、いちばん後ろは第1大臼歯(通称:6歳臼歯)。
中学生になると、第2大臼歯(通称:12歳臼歯)がはえてくる。

ふつうは、最も後方の臼歯で早期接触する人が多いんだよ。
つまり、大人では上下の第2大臼歯で早期接触する人が大部分。
典型的なよくある例外パターンは、上述したように、反対咬合のケースで、
上下の前歯で早期接触することが多いよ。

早期接触している歯の部分は、咬耗(こうもう)している(すり減っている)
ことが多いよ。硬い歯も、上下で強く接触する部分は、少しずつすり減って
いくんだよ。

ところで、
僕の奥歯は、かなり咬耗している、と言われるんだ。
(つづく)

左下第2大臼歯ストーリー 11 ~小学生のときに奥歯が早期接触することを発見していた

2009 年 3 月 18 日 水曜日

僕が進路選択として、歯医者になろうと思った原点は、
間違いなく、市川に住んでいた小学校時代にある。
そう、自分が矯正治療を受けていた頃だ。

小学3年生の夏休みから、小学校卒業までの3年半あまりを過ごした
市川で、自分の歯に関する気付きで、人知れず心配していたことが
二つあった。

一つ目の心配は、自分の歯が(抜けそうだ、という乳歯ではなく)舌で押すと、
歯が「ピキッ」と動くことだった。上顎前歯だったと思うけれど、将来
抜けてしまうんじゃないかと心配だった。なかなか、こういう状態を説明する
ことは難しいし、質問する勇気もなかったように思う。
[今は、ネットで簡単に検索したり、質問できたりできるから、
本当にすごい時代だなぁーー]

二つ目の心配は、静かにゆっくりゆっくり下顎を閉じていくと、
上下の奥歯だけがぶつかる(接触する)、ということを発見したこと。
これは、普通じゃないんじゃないか?と少し不安になった。
でも、誰にも相談しなかったと思う。

これは、「早期接触」というものだと腑に落ちたのは、歯科医師になって
何年も経ってからだった。こんな、小学生のときに考えていたことは、
すっかり忘れていたんだ。それが、何かの拍子に、「早期接触」という
歯科の専門用語と、10歳前後の頃の「奥歯しか当たらない経験」とが、
20数年の時空を越えて一気に結びついたんだ。
これは、自分の心の中では、かなり衝撃的な感動だった。